仁淀川物産展2022

14時に電車に飛び乗れば東京競馬場でジャパンカップ(ダノンベルーガ……)を生観戦出来るという誘惑に耐えて、16時まで自由が丘に留まって働いたはさみ屋です。

 

今年も東京遠征が終わりました。
またたくさんのお客さまが会いに来てくれて研ぎ直しを10丁預かって帰って来ました。

もちろん研ぎ直しだけじゃなく、鋏も包丁もナイフも地鏝もたくさんお買い上げいただいて、今年も旅費もごはん代もビール代もペイ出来ました。今年もご案内のお手紙出して良かったです。  

商品が売れたこと、はさみ屋が通販でお買い上げいただいたお客さまと直に会えたこと、それ以外に、「おー、これいい!」と思ったことがあったので書いておきます。

前提として笹岡鋏製作所の品を通販で買ってくれるお客さまは圧倒的に植木屋さんが多いです。

そういうお客さまにDMを200通出して東京でイベントすると、普段は全く別の場所で植木鋏を使う見ず知らずの職人さん同士が出会います。

(ケース1)
茨城の植木屋さんと東京の植木屋さんが初めて会ったばかりなのに、仕事について、鋏について、道具について、はさみ屋抜きで話し込む姿がありました。
はさみ屋はまた別の植木屋さんの接客中。
接客が終わっても話し込んでるお二人に「もうこのまま飲みに行っちゃえばどうですか?」って言ってました。お一人がお酒飲めないそうで実現せず。

(ケース2)
また別の植木屋さん2人が同時にご来場した時。

植木屋Aさんが刈込鋏を手に取って買おうか買うまいか悩んでます。
そこに植木屋Bさんが入って来て僕に

Bさん「数年前に刈込鋏買って使ってます。」

それをすぐそばで聞いてた悩めるAさん。僕じゃなくてBさんに向かって
A「○○(木の種類)なんかもガツガツ切れます?」
B「あー、切れますよ。」
A「よし、買います!」

すごいアシスト。

買おうかどうしようか悩む植木職人さんに買って使ってくれてる植木職人さんが使った実感を伝えてくれる。
作り手が直接接客するのも強みだと思うけど、使い手さんによる実感トーク。効果は絶大。おかげで刈込鋏が売れました。

お客さん同士がコミュニケーションとってるとこ見るの、幸せな時間でした。

 

 

昨年は東京限定、DMを100通出して16人。
今年は東京・神奈川で200通出して18人。

2倍に増やしたらお客さんも2倍になる訳じゃないことが証明されました。
まぁ、2倍来たらもうお昼買いに行く時間もタバコ休憩の時間も馬券検討のスキマもないくらい忙しくなりそうやき、ぼっちりです。

あと、横浜で暮らす息子Aが会いに来てくれてW杯について話したり、中華街に行って行列に並んでお粥食べたり、でっかいガンダム見たり、合羽橋のお取引先の刃物屋さんを見学したり、スカイツリーでビール飲んだり。

帰って来た翌日深夜に東京在住の高校の同級生から
「ん?東京、いつ?」ってメッセージが。
「もう帰って来たよ。」です。

ちょっと行ってみようかと思ってくれてたことで充分うれしい。

宣伝が足りてないようなので、来年はもっとがんばってPRします。

わざわざ会いに来てくれたみなさま、会場のお世話してくれたみなさま、ありがとうございました!

 

また来年も行く予定なので、よろしくお願いします!

 

 

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