はさみ屋、お店を作りました。
はさみ屋とは別の場所に別のお店。
いの町商店街。
大国様からすぐそこに見える場所。
振り返ると7年前の2011年からはさみ屋は『七色ロード』というイベントの立ち上げからいの町商店街に関わり、実行委員になりました。一年くらい経った時に実行委員長に昇進。
そこで職人ストリートが出来上がり、『七色ロード』の発展形として『いの逓信局』という組織が出来て『Kamiフェスティバル』に繋がります。
この春からは『かみのひなまつり』においても実行委員長になりました。
さらに気がついたら『中心市街地活性化再構築検討委員会』なるものの委員長もやってます。
ずっとやってきました。やってきたけど活性化したかなんてわかりません。目に見える結果は何にもないかも。
ただ続けてきた。やめないって能力はなかなかのもんやと思います。
そして、そこで出会った人たちは財産やし、お客さんになったりお客さんになってもらったり一緒にビールを飲んだり。
そういう風にイベントの企画・実施・出店という形で商店街と関わってきて、昨年からは商店街の住民になりました。
空き家になってる古民家があって「壊される前に借りよう。」ってことでそこに入って暮らして、この2月からはお店をオープン。
コンセプトはこれ。
「ご多聞にもれず、さびしくなりつつある『いの町商店街』ほんの少しだけでもスキマを埋めたい。そういう想いで商店街にたまたま見つけた古民家(築100年近いそうです)にお店を作りました。だからお店の名前は『sukima(スキマ)』です。
町の特産品・お土産だけでなく、今まで出会った、またこれから出会う職人さん・作家さん・農家さんの商品やサービスを発信する場所に。
いの町内外問わず、まじめに心意気を持って仕事やものづくりをしている人たちのアンテナショップを目指します。大国さまの目の前で。」
つまり並んでる商品は刃物だけじゃなくて、今までの流れの中で出会った仲間の品。素敵なものたちが並んでると思います。
人がたくさん通る場所じゃないし、簡単に売上なんか作れる訳じゃないけれど。目的として来てもらえるお店になっていかんとね。お店が出来る、お店を開ける、お店が増える。そんで、そこでお買い物をしてもらう。これが活性化でね。
商工会の宮脇さんに呼ばれて「商店街の活性化のためにイベントをやりましょう!」って言われて7年。
お店がひとつ増えました。増やしました。いつものように、流れに身を任せただけやけど。
「空いてる古民家がある→壊されるのはもう本当にもったいない→じゃあ借りる?→住む→土間がある→お店にする→何売る?→仲間の品なら仕入れれる→素敵な人の素敵な商品なら売れるしお客さんも呼べるろ!」って単純な発想でここに至る。
この先に繋がりますように。
『sukima』是非一度お立ち寄りください。
よろしくお願いします!