野茂さんの記録が26年振りとか言われると時の流れの早さを感じずにはいられません。
4月半ばくらいやったと思います。いの町観光協会さんからお電話をもらいました。
「5月27日にツアーバスが来て刃物の製造現場を見学したいという話があるんですけど、受け入れ可能ですか?」
幹事さんが鍛冶屋の仕事に興味があるらしい。
もちろんOKです。隠すものなど何もない。
5月の初めに大阪の旅行代理店さんからもお電話。
「だいたい20人くらいでお伺いします。滞在は20分くらいになります。作業工程の説明とかもしてもらえますか?」
全然OKです。
さらに昨日は受け入れ元の高知の旅館の担当者さんが来てくれて
「場所の確認に来ました。明日は午後2時半くらいになると思いますのでよろしくお願いします。」
こちらこそ。
親父さんと研修生にその時間の作業を割り振ります。
「あれとこれを見せちゃって」
そしてこの日に向けてしっかり作りました。
「観光バスで20人来たらどればぁ売れるがやろ。少なくても2、3人は買うよね。」捕らぬ狸。
いつもスカスカのショーケースもいっぱいにしちゃりました。産業観光の効果を検証です。
イベントに売りに出て「僕が作ってます」は最強の販促ツールであることは実感してます。
その先にある「工場に来て実際の機械や作業風景を見たら、もうそれは一番の保証書やろ」ってずっと思ってました。
それを検証するいいチャンス。
準備万端。待ち構えるのみ。
で、本日その日がやって来ました。
朝10時に担当者さんから電話。
「大阪で大渋滞にはまってるらしくって時間がなくなりそうなので今日の見学はキャンセルになりました。申し訳ありません。」
「了解しました。またよろしくお願いします!」
んー、残念。
ギリギリの行程で旅しゆうがやねぇ。
産業観光の効果検証出来ず。
研修生もお客さんに見られながらの作業は良い経験になると思ったがやけどね。
ま、仕方ない。そういうこともある。
今回「受け入れますよー。」って手を挙げたことで次のチャンスもいつか来るはず。
観光に携わるみなさま、はさみ屋はいつでも見学可能ですよー。
あ、もちろん個人で来られても全然大丈夫です。隠すものなど何もない、やきね。
今回のワクワクは実現しなかったけれど、大勢のお客様に備えて工場もお店も片付けてスッキリきれいになったし。
在庫はしっかり積めたし。
空は青いし。
いいことばっかり。
次のチャンスを待ち構えつつ、次の戦略に動きます。