日和りかける。危ない。
あるところからあるプロジェクトへの応募を打診されました。
モノづくりをする若い職人を応援支援するプロジェクト。
モノづくり・伝統工芸・職人みたいなキーワードで僕を見つけてくれたらしい。
「エントリーしませんか?」
すごいお話。
まだエントリーだけのお話やけど。
第一印象は
「すごくいいお話やけど、今は忙しいなぁ。ふるさと納税ともちょっと距離をとって足元固めんといかんと思いゆうし。やめちょこうかなぁ。5年前なら迷わずエントリーしたけど。今はなぁー。」
「もっとモヤモヤしゆう若いやつおるろうに。現状じゃいかんと思いつつ何したらいいかわからんみたいな若い職人に持って行っちゃったらもっといい物語が出来そうやのに。」
で、保留して一晩考える。
本当は保留して数時間でちょっとざわざわしてくる。
なんで見送ろうとしゆうがやろ。
今までいろんなこと頑張ってきた結果、あちこちで目立ってきた結果、僕のことを見つけてくれて声をかけてくれたがやのに。
今までのレース結果を見た上で「ダービーの出走権ありますけど出ませんか?」って言ってくれたのに「ちょっと疲労が」とか「こっちが楽に賞金稼げるし」みたいな理由で回避しよった。危ない。
本当に欲しいものはエキサイトする心臓やのに。手当たり次第ボタンがあれば連打しよったのに。疲れちゅうのか。老けたのか。本当に危なかった。
もっともっと前向いて走らんと。突っ走っていい。
だからエントリーします。
こうやったら鍛冶屋もここまで行けるって示さんとね。後の人のためにも。野茂さんみたいに。
それから「若手の職人」なんてカテゴリーで見てくれるのももうそんなに長くない。44歳です。
忙しいし、日々の仕事で毎日筋肉痛やけど、行けるとこまで行ってみます。
あ、選考に通った訳じゃないので何も変わらない日々になるかもしれんけど。
とりあえず、自分では道を塞がない。そこまで行ける道を教えてくれたのでそこまでは行ってみる。