「安売り以外はなんでもやっていい。むしろ全部やるべし。」
そんな風に自分に言い聞かせてあっさり納得してしまうので、やることがまた少しずつ増えております。
昨日、若い女の子から釣りをするお父さんへ「父の日のプレゼント」にって出刃包丁をご注文いただいて頑張って仕上げてひと息ついた閉店間際の夕方。
またまた若いカップルさんが「ちょっと見せてもらっていいですか?」ってご来店。
話を聞くとお父さんへの誕生日プレゼント。
「農業やってる父なので何かいいプレゼントないかなぁ、と思って。」
こんな感じでご来店のお客様は初めてでした。もう完全に雑貨屋さん感覚。
「鋏が欲しい・包丁をプレゼントしよう」ではなく「お父さんのタイプからしてここに行けば何かあるかも。」って感じ。
新たな客層、新しい購買動機の掘り起こしに成功です。大きな成果。改装のおかげかTVで見てくれたのかイベント出店先で見つけてくれたのかは不明です。そして成功事例はまだ一件やけどね。
それでも一歩進んだ感じはしました。
そんなプレゼント需要やふるさと納税など、はさみ屋を直接知らない方にうちの品が届く場面が増えてきたので、ひとつ新しいこと始めました。
デザイン包丁に入れていた説明書を、通常の包丁にも付けれるようにデザイナーさんにアレンジしてもらって出来上がりました。素敵に完成。
少し前にふるさと納税のお客様から「錆びたけど直りますか?」って連絡もらったことがあります。
「磨きます!研ぎます!お送りください!」って返事して対応は出来たけれど、こういう説明書を一回読んでから使ってもらえればまた違ってくるはず。
・食洗機には入れないで
・濡れたままにすると錆びます!
・使うと切れ味は落ちるので研ぎ直しも必要です
・送ってもらえれば研ぎ直しします!
・何か不具合あれば対応します、使った後でも大丈夫なのでご遠慮なく連絡ください
ざっくりこんなことを書いてます。
直接お店へ来てくれたり、イベント出店先で顔を合わせて買ってくれたりのお客様にはお伝えしながら売ってきたことです。
今後はそれ以外のお客様にも届くように。
ネット上で見つけてくれた方や、アンテナショップでご購入の方へ。
いい作戦です。自画自賛。
(鋏を買ってくれるのはほとんどプロの植木屋さんなので、今回の説明書は包丁に限定してます。うちをわざわざ探して買ってくれる職人さんはほとんどお手入れもきちんとされてます。)
印刷したり切ったり折ったりする作業がまた増えました。嫌いじゃないのでやります。ガンガン入れて発送します。
ま、品が出来上がってないのでまだ出せんがやけど。
注文ザクザク溜まってます。
「まだ溜める時期じゃないっすよ!」by いの町観光協会
うん、作ろう!