from 静岡

涼太くん17歳の誕生日。
サッカーのために体重落としてぐっと精悍な感じになってます。
おめでとう。

またまた県外からのお客様のお話。

3年前の秋にホームページから紙を切る鋏のご注文がありました。
紙を切る鋏は専門外だけれど、図面と見本を送ってもらえたので親父さんに相談すると「なんとか出来るろ。」ってことで、見本に合わせて作ってお送りしました。

そのお客様が4月の初めにご来店。静岡から。

その時の鋏を気に入っていただいて高知への旅の途中にはさみ屋に寄ってくれました。
切り絵がご趣味とお聞きして、
「いの町は紙の町です。紙の博物館も是非!」って言ったら
「はい、これから行く予定です。」って。

そして「前回のより少し刃先を細くした鋏を2丁また作ってください。」って、ご注文いただきました。奥様には包丁も買っていただく。

それから一ヶ月以上お待たせしてようやく出来上がったのでお送りしたのが5月の半ば過ぎ。

そしたら早速「新しい鋏で第一号を切ってみました。」ってこの切り絵を送ってくれました。

『毘沙門天』

うれしいなぁ。
(趣味ってお聞きしてたけれどご自身の展覧会のパンフレットも同封されていてすごく本格的です。)

「毘沙門天は古くから鍛冶神としても信仰されています。」ってご説明も添えて。

作り手冥利です。
飾ります。

前回書いた植木屋さんもそうですけど、ホームページで出会って鋏を使っていただいて、さらに愛知や静岡からわざわざ会いに来ていただける幸せ。

4月にはもう一件「本で見たので来てみました。」って岡山からのお客様もありました。これは『四国GajA』効果。

まあまあ県外からの観光客を作り出しゆうはさみ屋です。
うん、調子に乗ったね。

切り絵に添えられていたお手紙の最後の一文は

「いつまでもいい仕事をお願いします。」

でした。

頑張ります。
息子はいつの間にやら17歳やし。
頑張りますよー。

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