刃物まつり2013

ご報告おそくなりましたが先週土日は香美市鏡野公園にて「刃物まつり」に出店。

両日ともお天気微妙でしたが朝の10時開場とともに雨が上がり片付け終わって帰り道の6時に降り出す絶妙のタイミングでお客様の人出もまずまず、はさみ屋の売り上げもまずまずで終えることが出来ました。

晴れ男晴れ女のみなさま、ありがとうございました!

それからシュークリームが届いたり七色ロードでお世話になってるポン菓子屋さんやゆず屋さんが顔出してくれたり。
ありがとう。

印象深いお客様をご紹介。

50代と20代と思われる女性2人の親子連れ。山口県から。
「おばあちゃんに包丁買って来てって頼まれて。老い先短いから良い包丁がいいんやって。」

墨流し模様の入った特別仕様の万能包丁と小さい出刃包丁を選んでくれた後に
「これ○○ちゃんのお土産にしようか?」って親子でご相談。
デザイン包丁また売れました。ストライプ。

選んでくれる人おるねぇ。
結局3丁で3万円弱のお買い上げ。いい親子さんに出会えた。

次は徳島からのご家族連れ。
何度もうちへ来てはまた他の刃物屋さんを見て回りの繰り返し。悩んでおられました。

メンテナンス、研ぎ直しのお話が出たのでうちのチラシを渡しなごら
「送料かかってしまいますけど研ぎ直しもやってますので。」って言ったら

「あ、このチラシあそこにもあったね。ほら、中央公園の…。」

「はい!『てんこす』さんにも置いてます!」

あっちでもこっちでも同じチラシを見て繋がったことが決め手かどうかはわかりませんが、包丁ひとつお買い上げ。
これは目指す形。はさみ屋があちこち出没したり、あちこちにはさみ屋のショーケースがあっったり。ブランディング。刷り込み。
刃物が必要になった時に思い出してもらう大作戦です。

次は地元高知のお父さん。
包丁を眺めながら
「なかなかえい値段するのう…。」って呟かれたので

「うん。頑張って作りゆうきねぇ。」って答えて少しお話してたら

「よっしゃ!これ買うわ!やきこれからも頑張れよ!」

うれしいねぇ。頑張ります。

最後は若い学生さんふうの女の子。
声を掛けたら
「去年もトマトの試し切りやってましたよね?」

「はい!」

うちが構えた試し切り用のまな板と包丁とキュウリとトマト。

去年も切れ味試してくれて気になって今年も来てくれる。そして一年掛かりで買ってくれる。

これまたうれしい。
そんなこと言われたら300円くらい値引きしますよ。こっちからサービスを申し出ます。

あっちもこっちも気持ちいいのだから。

3年前に親父さんから主導権を奪いとって、良いもの、自分とこで出来たものしか置かないようにしたこと。

試し切り。これ一番説得力あると思う。どこも真似せんけど。

それから、出先で出会えた方、買ってくれた方にはさみ屋のお店にも来てもらえるように、の思いを込めて作ったチラシ。

砥石を持って行って包丁研ぎながら職人が売ってますって雰囲気の演出。本当に職人ながやけど。

毎月の帯屋町や地元の七色ロードでやり続けて来たそんな積み重ねがだんだん実を結んで来たんじゃないかなぁ。

そんな自己満足をさせてくれる充実の2日間でした。

来年はまた行く前は不安になったりするがやろうけどね。

売れるかなぁ…ってドキドキしながら平気な顔して職人ぶります。

今年もありがとうございました!

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