前回書いた記事「スペシャリスト」の内容をちょっと反省してちょっと書き直しました。
きちんと考えて丁寧に仕事をしている職人さんに出会った興奮と挫折感から「片刃の包丁に関してはこの人の品を仕入れて売った方がいいかも。」って書きましたが、その部分を削除。
はさみ屋が作った包丁を求めてくれるお客様もおるはず。
丸投げしてはいけない。
逃げてはいけない。
ひとつのことを専門的にやってる人にはある部分では追いつけんかもしれんけど、自分は自分なりに努力して良いモノを作り出していかんとね。
そしてそういう品や心意気を選んでもらえるように他の部分もしっかりやる。
そう思い直しました。
先日、刃物まつりで片刃の出刃包丁を買ってくれたお客様がはさみ屋まで来てくれました。
奥さまが普段使ってる包丁の砥ぎ直しに。津野町から。
香美市のイベントで出会えた津野町のお客様がいの町の工場まで来てくれた。
刃物まつりは出店料もまあまあ高いのでその場での売り上げも大事やけど、そこからどう後へ繋がるか、の方が大切。売りっぱなしはさびしいし、売りっぱなしはもったいない。
あの時買ってくれた包丁やあの時の会話や砥いでる僕の姿やお渡ししたはさみ屋チラシがあったからわざわざ来てくれたはず。
全部あるからこその結果。うれしかったです。
楽な道を選んではいけない。
「なんでも作る。なんでも直す。」は、やめません。
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好き好き、こういう話。
どっちが偉いとかじゃないし、
どっちが正しいとか楽とかでもない。
前に進むってことはカッコイイし、人と繋がる仕事をしていることが素敵だと思います。
>まるちゃんさん
うんうん。どっちにしたって本気ならよし!やろ。
幸せな仕事やと思うしやりがいある所に立っちゅうと思います。
いつか足を掬われる気はするけど思う道を進んでみます。