お豆腐屋さんのおばあちゃん

「まちかど市」から逃げ出した日曜日。
帯屋町に来ております。
おかみさん市。

いつものようにお店をひらくとお隣のお茶屋さんや町の管理のおじさんから「テレビ見たぜよ。」って声かけられました。

夕方のニュース、意外に見るがやね。

さらに、おかみさん市にて何度か話したことのある刃物好きのおじさんがまた寄ってくれて「ペーパーラボ(展示会)まで行っちょったで。」って。

高知新聞の展示会のお知らせコーナーで知ってくれたそうです。

うれしいにゃあ。

それから、オープンしたての『まちかど市・本店』で昨日初めてはさみ屋の品が売れました。たくさんお客さんは入ってくれていますが、うちの品はそう簡単には売れんろうにゃあ…、って思ってたのでめちゃうれしい。

お買い上げいただいたのは出品者のお豆腐屋さんのおばあちゃん。お豆腐やおまんじゅうを毎朝並べに来てもらう度にお話ししてました。「うちのお豆腐はねぇ…。」とか「昔はおまんじゅうも100個ばぁ作って行っても昼までに売り切れよったぞね。」とか。出会って3日で仲良しです。

そしたら3日目に「あんたが刃物屋さんて娘に聞いたき、包丁見せてや。」って。お買い上げいただきました。

出会い。つながり。

こういうことなんだろうなぁ、と思う。

大切なこと。

それから僕が「まちかど市」をやる意味。

帯屋町で包丁砥いでても眠たいけれど、幸せなり。

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