昨日は取引先の問屋さんの新社長就任祝賀パーティーに出席。久しぶりのネクタイ、スーツ。
そこである鍛冶屋さんに出会いました。
だいたい業界のお祝いやパーティーに出てくる顔は決まってるので、同じテーブルにいる見たことない若い顔に「誰?」って思って見てました。
その方の隣に座って仲良そうにしゃべってる鎌鍛冶さんに紹介してもらって少し話をしました。
30代前半の鍛冶屋になって6年程。福岡県出身。
福岡で出会った奥様の実家が美良布の包丁鍛冶さんで、結婚して鍛冶屋になったそうです。先細りの土佐の刃物業界にとっては貴重な存在。
向こうははさみ屋の存在を知ってくれていたようで
「てんこす(アンテナショップ)に出してますよね。」
って言ってくれました。
おー、見てくれちゅう!うれしい。
それから、てんこすに並べてるナイフの仕上げについて質問してくれました。
「同業者が聞いていいのかとも思いますが、あれはどうやって作ってるんですか?」
なんちゃあ隠すことらぁないので説明させていただきました。自分もいろんな刃物屋さんに聞いて教わったことやし。
うちの品を見て「これどうやってやっちゅうがやろ。」(あ、福岡の人やきこうは呟かんか…)って疑問に思ってくれて、それを質問してくれる人が現れたことがなぜだかすごくうれしい。同業者の職人さんにはさみ屋の品に興味を持ってもらえたってことがうれしいがや。
真似してくれたらいいのに。
ずっと真似する方やったきね。
「一回うちの工場に遊びにきいやー。見せちゃおき。」
って言ってきました。
本当に来てくれたらうれしいろうにゃあ…。
でもまぁ、来んかったらこっちから行ってなんか教わってくることにします。
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