少しタイミングを逃してしまいましたが、先週22日の高知新聞の『閑人調』ってコラムに土佐の包丁鍛冶さんについての話が載ってました。16面です。
先週の新聞探すの大変でしょうから、勝手に抜粋させていただきます。
『想い』
高知にはいい物がいっぱいある。物はもちろん、その作り手の想いもいい。
須崎市で土佐打刃物職人さんから聞いた言葉が忘れられない。
「どんな想いで刃物をつくってらっしゃるんですか。」と質問したところ、「買っていただいたお客さんに、おいしい料理をつくってもらいたいと思って…」。
正直びっくりした。切れ味のいい品とか、若いお客さんにも気に入ってもらえる物といった返事を予想していたから。
自分の刃物のことより以上に、それを使うお客さんの気持ちを考えてつくっているんだ。そんな商品は本当にいい物なんだろうなぁ。しみじみそう思った。
おらんく自慢の逸品とともに、高知の作り手たちの想いも多くの人に伝えたい。
こんな内容です。
その日の昼間にうちの奥さんからメールがきました。
「16面見た?」
「見たよ。」って返事したらこんなメールが。
「いい内容やったなぁ。と思った。お客様目線。大事やなぁと。」
ここでハッとするわけです。
奥さんにこう言われるってことは自分はそこまで行けてないがやろか…。「おいしい料理を…」レベルのお客様目線持てちゅうかにゃあ…。
言外に「こんな意識で仕事せないかんぜよ。見習うべし!」って言われた気がしました。
うん、そんな気がしました。
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