クレーム

前回の記事のコメント欄にうちの品への苦情をいただきました。

このことに触れようかどうしようか迷いましたが放ったまま「月がまるい!」とかってアホなことばっかり書いてられんにゃあ、と思ったので書くことにします。

「欠けるし、曲がるし、使いものにならなかった。」

本当に申し訳ないことです。

しばしへこみ、途方に暮れました。

「へこんぢょったらいかん。原因究明やろ!」
って怒られました。

もう出来ることは「返品交換させていただきます。」って連絡することと、次にこういうことが起きないようにすること。

コメントいただいたお客様とも連絡とれました。謝ることしかできませんでしたが謝ることが出来て良かったです。ご連絡いただき本当にありがとうございます。

「プロたるものは医者、弁護士、マネジャーのいずれであろうと、顧客に対して必ず良い結果をもたらすと約束することはできない。最善を尽くすことしかできない。しかし、知りながら害をなすことはしないとの約束はしなければならない。」

W杯期間中にスポーツ雑誌で見つけた文章です。約束します。

それともう一つ。

クレームをつけやすい作り手にならなければ、と思いました。

「ネットで探して良さそうと思って買ったけどこんなもん?使えんじゃん…。」とか
「あの兄ちゃん手打ちって言うたけどこんなにすぐ切れんなるもんかよ。あー、損した。」
って思われてしまった時に文句言ってもらいやすいように仕向けんといかん。
機械で作った商品のように均一に出来上がらない限り起こり得る事態です。実際今回起きてるわけで。もちろん高いレベルでの均一を目指して仕事してますし、確認、検品することも大切です。が、中身が見えないので不安は常にあります。

クレームからは逃げません。逃げよったら技術の向上もその先の商売もないと思います。対応させて欲しいと思ってます。
そうしてもらいやすい環境をつくること。そう思ってることをお客様に伝えていくこと。

これは喫緊の課題。

以上、言い訳がましくもありますが、今後ともよろしくお願い致します。

はさみ屋
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