一昨日、来られたお客さんの話。
刈込鋏の砥ぎ直しを持って来られました。
前もって「砥ぐとこ見せてもらっていいですか?」って電話をいただいてたので砥ぎ直すとこを見てもらいました。ご自分で砥ぐ時の参考に、ということだそうです。
参考になったろうか。
砥ぎが終わってお渡しする時にそのお客様がどうしてはさみ屋を知ったか教えてくれました。
「包丁買ったら、『砥ぎ直します』ってチラシが入っちょったき電話してみた。」
「どちらで買われました?」
「新京橋プラザ。」
おー、『てんこす』や!
街の真ん中へ商品並べて良かった。
ショーケース構えた効果ありです。
リーフレット作った甲斐があるってもんです。
たまたま目にしてくれて商品買ってくれて、そっから砥ぎ直し出来るってことでうちのお店まで足を運んでもらえる。理想的。目指す形です。
もうこれでうちのお客さんです。
やらしい言い方ですけど
「作戦成功!」です。
はい、「しめしめ」です。
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そのお客さんが、この前研いでもらったの、よ~切れたわ~。やっぱり自分で研ぐよりお願いするわ~ときてくれて、初めて「うちのお客さん」ではないでしょうか?
そのお客様と再会できることを祈っています。
もういっぽさんへ
コメントありがとうございます。まことにおっしゃる通り。
理想の形すぎて急ぎすぎました。反省。
何かのきっかけで一度砥ぎに出してくれたお客様がまた来たくなる、また来ずにはいられない、そんな仕事をしていかんといかん、ってことを忘れずにがんばります。
買い物した時のチラシって、普通 見たらほかすンやケド… 研ぎに持参してくれるンて いったい どんな文句やったンやろか?
ぷやぷやさんへ
手書きリーフレットの説明。
片面には「なんでも作ります」とか「なんでも砥ぎます、治します」とか、うちの仕事の説明と心構え。
裏返すと砥ぎ直しの料金一覧。包丁は500円、洋裁鋏は1200円、鎌は300円などなど。柄の取り替えも出来ますよー、とか書いてます。
そっか、ホームページとかでも見れるようにすればいいかも、と思いました。考えちょきます。