10歳の男の子が泣きます。
普段泣かない子が泣くとよけいに痛い。
それだけしんどかったんだなぁ。
天真爛漫に振る舞いながらいっちょまえにプレッシャーとか感じてたんだなぁ。本人もそれとは気付かないうちになんかイヤな感じを察知しちゅう。
だから反省。そこはごめんなさいって謝る。それからヤツの行きたい方向を探ります。親やら周りのことは考えなくていいからあなたの心はどうしたいのか聞き出そうとします。なかなか言葉が出て来ないのでいろいろ提示してみます。
でも、提示してみてからそれはやっぱりそうあってほしい姿なんじゃないかとも思う。ありのままを受け入れますよって言いながら。また自問自答。
苦しまなくていいよって言ってから、苦しんだ先にもきっと何かあるでって教える。矛盾。
長い長い話し合い、っていうよりほぼ投げかけっぱなしの末に(むこうは泣き続けてるので)やっと一つの想いを吐き出させることに成功。
これは本当の気持ちながやろうなぁって思ってちょっと震えました。こいつの心の中は自分でもどっちへ行きたいのかわけわからんなってモヤモヤゴチャゴチャしちゅうがやけど、そんな中からやっと見つけた素直な感情。
泣きそうになるのをぐっとこらえて、よし、そうしようって伝える。よう言えた、って伝える。
まだまだ根っこまで解決したわけではないので本当にこれからながやけど。ひとすじの光ってやつです。
重たかったら捨てたらいい。
でも背負って歩く方法もあるし、そんな強さも必要。
重さを感じないようにしてあげれたらいいと思う。
ちょっと重いけど、まぁ、持てんことはないでー、持っちゅう方が楽しいし、ってなればいい。
とりあえず
「時々僕は無理に君を僕のかたちにはめてしまいそうになるけれど…。」
ってことを学びました。
わすれな草。
りんはりんです。
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