今日帰ったらりんくん宿題してませんでした。
びっくりしました。
「二日目」
前日最後に伸ばした鋼を程好い長さに切ります。
鋼は刃物の切れる部分。両刃の刃物なら中に挟み込みますが、鋏は片刃なので片面にペタッと貼り付ける感じです。
足を伸ばした地金に魔法の白い粉(こいつが鉄と鋼をくっつけます)を振りかけて、その上に鋼を乗せます。(写真左)
それをコークスの炉に入れて焼きます。(写真中)1200℃~1300℃にするということですが、目分量です。温度が高過ぎると溶けてしまうし、低すぎるとくっつきません。
で、よしっていう時に取りだして金槌でバンバンバンって叩きます。これでくっつきます。(写真右)
でも、くっついたふりして先とか元とか途中とかがついてないのがあります。これがキズです。研いでみないと分かりません。キズが出たらクズ鉄になります。今回みたいに200本やってればいいですが、特注品なんかを1丁作っててキズが出ると泣きそうになります。初めからやり直しですから。
これが「鋼付け」とか「沸かし付け」とか「鍛接」と呼ばれる作業です。
一番大事で一番熱い仕事です。
良い季節になりました。
二日目終了。