鋏鍛冶との出会い
創業者である笹岡英二が、中学を卒業し、集団就職の一員として大阪行きのフェリーに乗り込んだのが、昭和33年。その時点で就職先は決まっておらず、大阪に到着し、就職先に決まったのが、堺の鋏鍛冶でした。 最初は雑用で、3年たってやっと、火を扱わせてもらうことに。見習いという言葉どおりに、親方の手元を見ながら鋏作りのすべてを覚える修行の日々でした。 これが英二と鋏鍛冶との出会い。 職人紹介
親子でつなぐ未来
「職人は頭が固いというイメージがありますが、父にはチャレンジ精神がある」と息子の悟は語ります。 英二は、鋏づくりの経験を生かしながら、独学で農具や包丁も手がけ、作れるものの幅を広げてきました。 悟もまた、鋏鍛冶の技術を継ぐ一方で、イベントの出展や新商品の開発にも精力的に取り組でいます。 その一環として誕生したのが、香川県の木工職人やデザイナーとのコラボレーションによる包丁。 伝統を守りながらも、常に新しいことに挑戦する姿勢は、次の世代にしっかりと受け継がれ、各方面から注目を浴びています。 メディア掲載実績