鍛冶屋日記

年明けに高校時代の友達が広島の廿日市に転勤になったので、来月にカキを食べに行くことにしたはさみ屋です。宮島。厳島神社。ホテル予約済み。雪降りませんように。

 

 

昨年11月のエピソード。

ホームページから包丁のご注文が入り、いつものごとく在庫がなくて

「製作途中のものがありますので、2週間ほどで出来上がる予定です。出来上がり次第クレジット決済のご案内をさせていただきますので、少しお待ちください。」のメールをする。

 

2週間後
「出来上がりましたのでクレジット決済のご案内をお送りさせていただきました。お手続き完了が確認出来ましたら、発送させていただきます。」のメールを送る。

 

2、3日経っても反応がなかったので、「メール届いちゅうかなぁ」と思ってメールを再送。

 

それでも反応なしなので、ご注文フォームにご記入のあったお電話番号に電話する。

 

そしたら
「現在使われておりません。」

 

困った。

 

ならば、と思ってこれもご記入のあったご住所にお手紙を送る。

「お電話してもつながらなかったので、お手紙させていただきました。商品出来上がりましたのメールをお送りしましたが、届いてますでしょうか？」

 

これで気付いてくれるはず。何らかのご連絡はもらえるはず。

 

と、思ってたら出したお手紙が「宛先不明」で返ってきました。

 

もう打つ手がありません。

謎。

 

 

電話番号も住所も間違えてご記入されたのか。
ある？そんなこと。
それなら向こうからなんらかのご連絡あってもいいよね。欲しくてご注文してくれたのなら。

うん、実在しない人からご注文が入ったってことか。

 

 

いろんなことが起こりますが、ひとつひとつ乗り越えて。

 

今日は無事クレジット決済を完了してもらったので花鋏を３つ発送します。3件とも東京。

 

 

先週もはずしたはさみ屋です。

息子がふたりいて娘がひとりいるはさみ屋です。

 

次男りんくんは今、徳島の大学に行っていてバンドをやってます。そろそろ卒業するタイミングなのだけれど、就職するつもりはなくてバンドで生きる道を探ってみるとのこと。

 

『LaughTONiC』書きにくい、読みにくい。
「らふとにっく」と読みます。バンド名です。

あちこちでライブもやっていて東京行ったり大阪行ったりもしてたようです。

 

そんな凜くんとの今年の正月の会話。

「バンドメンバーに麻雀のメンツがおったらいつでも麻雀やれていいね。」
(高知にライブに来た時にボーカルとベースとギターと僕とで麻雀やりました。)

 

「そんなことないで。バイトの時間もバラバラやし、みんな揃う時は練習せんと。」

 

たしかに！
音楽で生きようとする4人がせっかく時間合わせて集合する理由は麻雀じゃない。音楽のための時間であるべき。ツラいねー。

渾身のレコーディングが終わったとか長いツアーをやり遂げた後の打ち上げに麻雀してほしい。

 

YouTubeチャンネルあるのでもしよかったら聞いてみてください。

 

『LaughTONiC(ラフトニック)』

https://youtube.com/@laughTONiC_official

「Seventeen Magic」って曲のMVで車の中でベース弾いてるのが凜です。
この車の車検代払ってるのが僕です。

 

親父と麻雀で遊んでくれたバンド小僧たちがこの先どこまでいくのか楽しみです。

 

一昨年、高知ライブの時に撮ったじーちゃんと孫の写真です。

音楽ライブなんてものに生まれて初めて行った鍛冶屋さんとステージに上がる前のベーシスト。いい写真。

 

 

 

 

先週オンライン同窓会があって高校時代の同級生が20人弱集まったのだけれど、それぞれ近況報告をしましょうコーナーで

 

「10月から3ヶ月間、馬券が全く当たってません」

って切実な近況報告をしたあとに他のみんなから

 

「北海道旅行にいってきたよ」

「○○って会社のCFOやってます」

「オリンピックの組織委員会で仕事してました」

なんて報告を聞かされて何とも言えない感情を抱いてしまったはさみ屋です。

 

 

それでもやっぱりみんながそれぞれの場所でがんばっている話を聞けてよかったです。

大都会で大会社で働く同級生たちに負けんように高知で鍛冶屋で2023年もしっかりやろうと思います。

 

 

次は「万馬券当てたよ」くらいスケールの大きな報告が出来ますように。

 

 

 

本日仕事始めです。今年もよろしくお願いします。

お正月に実家に集まった家族の会話の中で

「何年前でもさかのぼれて、何を学び直しても何に熱中し直してもいいとしたら、何の仕事する？」って質問に

「どんなにやり直しても鍛冶屋やる。」って答えたはさみ屋です。

 

いつに戻っても同じくらいの勉強しか出来んろうし、同じくらいスポーツして同じくらい麻雀するはずなので家業に入らせていただけたらありがたいです。

 

鍛冶屋になってからの動き方はもっと早くからこんなことやあんなことやっちょったら良かったなぁと思うところはたくさんあるので、10年とか20年戻ったらそこはもっと上手にやれるよね。

 

小学生や高校生に戻ってもやっぱりこれをしたいと思える「今の仕事」に就けてるという幸せを実感したお正月でした。

 

 

今年の目標は「創り出す」「伝える」「も少し効率的に」です。

8時に仕事を終えて家に帰り着くなんて目標はあきらめました。

それでも出来るだけ働き方改革もがんばりますので、今年もよろしくお願いします！