鍛冶屋日記

月別: 2018年1月

1月も半分以上過ぎてしまいましたが、昨年の出来事でもう一つうれしかった出来事があったので、書きます。

11月24日に伊野商業高校へ行って高校生を前に仕事のことや、いの町でのイベントや活性化の活動について話をしに行きました。

 

いつもの仲間たち4人で行ってそれぞれ班分けされた8人くらいのグループごとに話しました。

いつものごとく、事前の準備なんかなくその場で思いつきでしゃべりました。とりとめもない話になって、高校生たちの心を掴んだ手応えなんか全くなく時間が過ぎました。

これから大人になる彼らに何か届けることが出来たかなぁ、もっときちんと準備して行くべきやったなぁ。ちょっと反省。

 

それからしばらくして、その時僕らを呼んでくれた先生が工場までお礼に来てくれました。

こんなレポートとともに。

ページを開くと感想やお礼の気持ちが綴られていて、「良かったー。思ったより聞いてくれちゅうがやなー。」って思いました。

 

「選ぶ時、迷った時はカッコいい方を選ぼうぜ。」って話が残ってる子が多くてちょっとうれしかったです。

 

と、同時に少しこの気持ちを忘れてたなぁと自分を省みる機会にもなりました。

数年前はずっとこれを意識して行動していた気がします。周りの誰彼にもそう言いよったし。

「やった方がカッコいいじゃん。」

 

最近はなんかいろいろうまく進んで来て、あんまり意識してないなぁと。

「カッコいいと思った方に進んでみて、それで失敗したってカッコいいじゃん。」

 

ですね。簡単なこと。

もう一回「カッコいい」を意識して進んで行きたいと思いました。

 

話を聞いてくれた高校生のみなさん、ありがとうございました!

 

 

 

2018年、あけましておめでとうございます。

 

ホームページがリニューアルしたり、年末のおかみさん市で犬(戌)売ったり、工場の大掃除をしたり、同窓会で二人羽織を楽しんだりしている間に年末年始は終わり、今日が仕事始めです。

 

昨年クリスマスにオープンした新しいホームページはこちら↓

https://www.hasamiya.jp/

今年もたぶんいろいろ新しいことやらんといかんがやけど、昨年末に書きたかったことがあるので遅ればせながら書きます。

12月15日でした。たまたま僕の46歳の誕生日。

小学校の同級生(モリケン)のお母さんがお店に来てくれて、「包丁が欲しいがよ。」って。

形とサイズが8,000円の万能包丁に決まって、「ありがとうございます。」って言ったら

「それ4つちょーだい。」

「え?」

 

4つもいると思わんやんか。

そもそも4丁も在庫してないし。

 

「4つも⁉︎」

「そう、この年末に親戚にあげようと思って。」

「あ、今はないけど、仕上げ途中のがあるき、1週間待ってくれたら出来上がるけど大丈夫?」

「大丈夫。じゃあ来週来るね。ひとつはうちで使うき3つは包装しちょいてや。」

 

で、無事仕上がって、翌週クリスマス前の金曜日にお渡し出来ました。

後で聞いたらおばちゃん自身が退院した快気祝いにご親戚に配ってくれたそうです。

ありがたいことです。本当に。

 

えーと、何が言いたいかと言うと、小学校の同級生のお母さんです。歩いてはしんどいけど車で5分10分で行ける小学校の校区内に一度に3万円買ってくれるお客様がいました。

だからね、鍛冶屋さん。鍛冶屋じゃなくても職人さん。もちろん作るものや職種によって違いはあると思うけど。

 

海外ばっかり考えんでえいがよ。

本当は身近にもしっかり需要はあるがやと思う。

そこを大事に、そこに届けることが出来てきちんと認めてもらえたら、隣の町まで広がって行くはず。

そうやって県内あちこちとか隣の県とかに広がったら、地元すっ飛ばして外へ外へ行くより強い気がします。

それと同じ気持ちでホームページから来てくれる県外のお客さまにも向き合っていきたいです。

 

そうやって今年も仕事をしていくはずなので、2018年もよろしくお願いします!

 

工場に飾ったかがみもち↓

この写真を撮るために電気の消えた工場に入ったら油の桶をひっくり返して左足のPUMAが油だらけになりました。仕事始めの夜10時です。

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