鍛冶屋日記

日: 2016年7月29日

あ、1ヶ月以上振り。お久しぶりです。

書いてない間に5月に申請した補助金不採択の通知。3年連続突破の夢破れる。けれど今回考えた作戦はやるべきことなので必ずいつかやります。商品紹介ではなく職人紹介のパンフレット。必ずやります。

レクサス落ちて補助金落ちて、飛ぶ鳥は落ちない勢いのはさみ屋のここ1ヶ月。

そんな低空飛行を続けていた先週土曜日、地元のテレビ局RKCさんからお電話をいただく。

土佐市の『南風』に並んだ品ではさみ屋を見つけてくれた模様。売れる売れんだけじゃない効果があるね。出せるとこには出しちょくこと。

「夕方のニュースの中のあるコーナーで取り上げたいのですが取材に伺って構いませんか?」

「OKですよー。」

で、火曜日取材の木曜日放送。

昨日放送してくれて、友達から「見たよー。」ってメッセージをもらったり、お問い合わせのお電話をもらったり、今朝はテレビで知ってくれたお客様が鋏を3つと鉈を2つ研ぎ直しを頼みに来てくれたり。反響あり。

それから母のお知り合いからお電話が2件。
「お母さんの友達でうちもおたくの包丁使ってます。頑張ってますね!」

「昔お母さんにお世話になった〇〇です。テレビ見てたら鍛冶屋さんが出てきて、あー、笹岡さんとこのご主人と息子さんや!と思って懐かしくてお電話しました。」

そして、今朝、父の従姉妹の方からお電話。
「昨日見ました。悟くんも頑張っちゅうね。けんど英ちゃんはえらいぞね。本当に子供の頃から苦労しちゅうし、弟子時代もしんどい思いをしちゅう。それを知っちゅうき余計にうれしい。昔のことやき従兄弟は20人くらいおるけんど私は英ちゃんが一番えらいと思う。」

親父さんを褒めてもらえる。
うれしいことです。
やっぱり敵わんなーって再認識させられて素晴らしい。
あ、英ちゃん本日誕生日。74歳。すごいね。

テレビでも質問に答えたけど
「生きる上でのお手本です。」
全然お手本通りには生きれてないけど。

こうやって仕事においていろんなことに手を出してやれることはやって来て、衰退しつつある土佐刃物の世界でちょっと目立って新聞やTVの取材が来たりラジオに出させてもらったり。

その結果、父や母の親戚や友達に届いて懐かしく思い出してもらったり久しぶりの連絡のきっかけを作れたり、父や母の人生を褒めてもらえたり。

だいぶ回りくどいけど、ちょっと親孝行な感じ。

こういうお話聞けるとこっちもうれしくなるので、また取材したくなってもらえるように頑張って仕事します!

って書いてたら昨日のテレビを見て来られたお客さんが「友達の誕生日プレゼントに。」って『SANUKI no MEGUMI』を買いに来てくれました。

TV効果、反響続々。
また売り切れた。
作ります!

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