鍛冶屋日記

年: 2015年

今日は第一日曜日なのでおかみさん市に出店。
4時に片付けてから献血へ。
所属する『高知ソフトボールリーグ』の社会貢献活動です。
前回行った時は指の切り傷で献血不適合者になったのでここ数日はケガしないように慎重に仕事してました。
今日持って来ていただいた包丁の研ぎ直しでも指を切ることなく献血までたどり着く。

献血前に問診。
「最後の食事は?」
「朝10時です。」(ワッフルひとつ)
「お腹空いてませんか?」
「空いてます。」
「これどうぞ。」

お腹空かせて献血に行くとSOYJOYもらえます。

おかみさん市終わりだったのでそのままはさみ屋Tシャツで献血バスに乗ったら血圧測ってくれるお医者さんが食いついてくれる。
「はさみ屋って書いてますね。作ってるんですか?」
「はい。はさみだけじゃなくいろんな刃物を作ってます。鍛冶屋です。」

そこから400mlの血を採られる数分間の雑談の中でお医者さんと2人の看護士さんに「いの町のはさみ屋」を印象付けてきました。

いつか刃物必要になった時に思い出してもらえたら。またどこかイベント出店先で出会うかもしれんしね。
ブランディングとかマーケティングとか。
自分自身が広告です。

宣伝してる場合じゃないくらい作るのが間に合ってませんが、こうやってやってきたのでこんな感じでやっていきます。

これは献血のおみやげにもらった「けんけつちゃん扇子」その他いろいろ。

また半年したら血ぃ採られに行きます。

「安売り以外はなんでもやっていい。むしろ全部やるべし。」
そんな風に自分に言い聞かせてあっさり納得してしまうので、やることがまた少しずつ増えております。

昨日、若い女の子から釣りをするお父さんへ「父の日のプレゼント」にって出刃包丁をご注文いただいて頑張って仕上げてひと息ついた閉店間際の夕方。

またまた若いカップルさんが「ちょっと見せてもらっていいですか?」ってご来店。
話を聞くとお父さんへの誕生日プレゼント。
「農業やってる父なので何かいいプレゼントないかなぁ、と思って。」

こんな感じでご来店のお客様は初めてでした。もう完全に雑貨屋さん感覚。

「鋏が欲しい・包丁をプレゼントしよう」ではなく「お父さんのタイプからしてここに行けば何かあるかも。」って感じ。

新たな客層、新しい購買動機の掘り起こしに成功です。大きな成果。改装のおかげかTVで見てくれたのかイベント出店先で見つけてくれたのかは不明です。そして成功事例はまだ一件やけどね。
それでも一歩進んだ感じはしました。

そんなプレゼント需要やふるさと納税など、はさみ屋を直接知らない方にうちの品が届く場面が増えてきたので、ひとつ新しいこと始めました。

『包丁の取り扱い説明書』



デザイン包丁に入れていた説明書を、通常の包丁にも付けれるようにデザイナーさんにアレンジしてもらって出来上がりました。素敵に完成。

少し前にふるさと納税のお客様から「錆びたけど直りますか?」って連絡もらったことがあります。
「磨きます!研ぎます!お送りください!」って返事して対応は出来たけれど、こういう説明書を一回読んでから使ってもらえればまた違ってくるはず。

・食洗機には入れないで
・濡れたままにすると錆びます!
・使うと切れ味は落ちるので研ぎ直しも必要です
・送ってもらえれば研ぎ直しします!
・何か不具合あれば対応します、使った後でも大丈夫なのでご遠慮なく連絡ください

ざっくりこんなことを書いてます。

直接お店へ来てくれたり、イベント出店先で顔を合わせて買ってくれたりのお客様にはお伝えしながら売ってきたことです。

今後はそれ以外のお客様にも届くように。
ネット上で見つけてくれた方や、アンテナショップでご購入の方へ。

いい作戦です。自画自賛。
(鋏を買ってくれるのはほとんどプロの植木屋さんなので、今回の説明書は包丁に限定してます。うちをわざわざ探して買ってくれる職人さんはほとんどお手入れもきちんとされてます。)

印刷したり切ったり折ったりする作業がまた増えました。嫌いじゃないのでやります。ガンガン入れて発送します。

ま、品が出来上がってないのでまだ出せんがやけど。
注文ザクザク溜まってます。

「まだ溜める時期じゃないっすよ!」by いの町観光協会

うん、作ろう!

5月の終わり、先週のこと、父と母が旅行に出かけました。

「九州周って来る。」

ノープランの旅。いつ帰って来るかも決まってない旅。

僕の中では九州と言えば2年続けてゴールデンウイークに販売に行かせてもらった佐賀県有田町なので、ごくごく軽く

「陶山神社寄ってきいや。いいとこよー。」
って言っときました。

何の連絡もなく一人で仕事をしていた出発から4日目の昼間。
陶山神社の宮司さんからメッセージが来ました。

「先程、お父様とお母様が参拝に来てくれてました!突然でびっくりしました!」

記念写真も宮司さんから。
宮田さん、父と母がお世話になりました。

寄ったがやね。

なんかね、うれしかったです。

2年続けて不肖の息子がお世話になった神社に挨拶に行ってくれる。
もちろん自由な旅の一行程ですけど。そこに組み込んでくれて、きちんと宮司さんと会って来てくれたこと。宮司さんと奥様の人柄を感じて来てくれたこと。
ありがたかったです。

寄るとは思ってなかった。
寄ってくれたらいいなぁとは思ったけれど、寄るとは思ってなかったなぁ。

さらっと、本当にさらっとこんなことする。簡単なようでなかなか出来んと思うがよね。

それから「九州周って来る。」って1週間ぷらっと出て行っていつ帰るかわからない旅が出来る70代を迎えたいです。

実際毎晩のホテルは辿り着いた先の駅前案内所や観光協会やらで紹介してもらったみたい。嬉野温泉や湯布院や長崎で。本当に行き当たりバッタリ。
プランは親父さんの頭の中だけ。
(母は何の神社か全然聞かされてなかったらしい。父と宮司さんと話してるうちに息子がお世話になってる場所だということにに気付いたようです。)

そして、帰って来たらまたガツガツ働く72歳。
うちの親父、元気です。

ひょうたんライフ始めました。

今の部屋に引っ越して2年、玄関兼キッチンの2畳には照明がないまま過ごしてきました。必要な時にはお風呂の電気を点けたりして。ごまかしごまかし。
この灯りを手に入れるためにごまかし続けて来たのだと思います。いい出会い。

先週のイベント『en』で出会えたひょうたんマジックさん、ありがとうございました。毎晩灯します。

話は変わります。
昨日ソフトボールの試合で満塁ホームランを打ちました。

レフト線の打球をレフトが追いつけずにコロコロ転がる間にレフト側だけがとんでもなく広いグランドのおかげさまのランニングホームランでした。
満塁ホームランで4打点挙げたけどうちのチームは20-3で勝ったので価値としてはそれほどでもなかったです。

ホームランなんていつ以来やろ、と思ってバニーアイズの記録めくると2005年に1本打ってました。10年振りのホームラン。こう見るとかなり貴重。うれしかったです。

まだダイヤモンド一周は転ばずに走れた43歳。筋肉痛です。

試合終わってから友達の結婚のお祝いに。
とっしゃん、みほちゃん、おめでとう。

あ、土曜日は涼太くんのお誕生日。

18歳やって。大人。

あらためて、「伝統工芸・手仕事・職人」光当たってますよー。今ですよー。来年からとか3年後とか言ってたら置いてかれる。そもそも今動けてなかったら3年経っても動けんと思うけど。今です。
3年前からやるのは今ながやけどね。
5年前10年前から常に今です。
やるべき。やりましょう。

1日の間に続けてうれしいことがあったので書きます。

ケース①
前回包丁を買っていただいた方がご来店。
「この前買った包丁良く切れた!そこで相談やけどこれ直る?」
で、包丁4丁研ぎ直しをお持ち込み。
直します!

お買い上げ→研ぎ直しへ
通常は逆で、研ぎ→お買い上げへ、ってのを目指してしっかりきっちり研ぎの仕事をしております。研ぎ直しから出会うお客様が圧倒的に多いので。

ケース②
研ぎ直しをお預けに来てくれた方に万能包丁のご注文をいただく。最も一般的な品ですが慢性的な品薄状態が続いていて今はほとんど受注生産。「姉の分も作っちょいて。」って2丁ご注文。
完成してお渡ししてひと月程でまたご来店。
「この前はありがとうございました!姉もよく切れるって喜んでくれて。今回は姉から研ぎ直しを預かって来ました。」

もう本当にこちらの方がありがとう、です。

お買い上げ→研ぎ直しへ。
同じパターンやけどさらにおまけ。

「研ぎ直ししてもらったのがまた使える様になったので自分に買った分は嫁にあげました。そしたら嫁が『今まで使いよった包丁は何やったがやろ。』って切れ味にびっくりしてました。」

お姉さんやお嫁さんに広げていただく。
ありがたいことです。

これが①と②の方が持ち込まれた包丁。
研ぎ直し出来ました。柄の取り替えも4つ。

ケース③
ホームページから刈込鋏を何度かご注文いただいた東京の植木屋さんからお電話が。
「包丁の注文していいですか?」
奥様がお魚を捌くのに小さめの出刃包丁をご注文いただきました。

鋏→包丁へ。
このパターンはめずらしい。

鋏を買って使ってくれた県外の植木屋さんからうちの仕事への信頼を得られた様な感じがしてとってもうれしかったです。
これから作ります。

これがはさみ屋の販促。
ひとつの仕事がなんとか次に繋がるように。しっかり仕事をするだけながやけどね。

新規顧客獲得も絶対大事やけど、リピーターさんを作ることってもっと大事ながやと思います。

せっかくはさみ屋を見つけてくれたお客さんです。売りっぱなしじゃもったいない。
その点、「作る」と「直す」が出来ることがとっても有効。これがうちの強み。

「研ぎ」が「売上」を作ったり、
「売上」が「研ぎ」を作ってくれたり、
「売上」が「次の売上」を生み出したり。

販促ツールは自分の仕事。
なんて恵まれた職業ながやろ。

やってきたことは何年も前からずっと同じながやけど、ちょっとはっきり現れ始めた気がします。そんなことを実感することが増えました。実感することがモチベーションになります。

明日からも頑張ります。

鍛冶屋志望者現る☆
昨年秋の経験(→こちら参照)があったのでちょっとスムーズに対応出来ました。うまくいってもいかんでも経験しちょくことって大事やね、本当に。
面接をして、こちらの現状や仕事の内容などいろいろ話して返事待ち。
東京の22歳男子。
はさみ屋雇用を生み出せるのか。
いの町への移住者を作り出せるのか。
乞うご期待。

思いもしないことが起こるなぁ。

話は変わって今週末いの町のオススメイベント『en』をご紹介。

今回は出店者ではなく完全にお客さんです。
観光協会主催なので「笹岡さん売りに来てもいいですよ。」って言われたけれど、ちょっとはさみ屋とイベントが似合わんかなぁ、と思ってお客さんになることを選びました。

こういうイベントにも出店者として出て行ける雰囲気を身に付けたいです。

「職人、カッコいいっすね。」ってのは時々言ってもらえることはあるけれど、その先へ。
「職人、オシャレじゃん。」まで辿り着きたいです。

とにかく楽しみなイベントです。
mowちゃん頑張ってます。
いの町観光協会もやる気です。

会場はちょっと遠いけれどドライブがてら遊びに行ってみてください。
絶対気持ちいいしきっと楽しい。

詳しくはこちら。
en~灯りと自然と音楽と~

よろしくお願いします!

店舗改装。
これについて書いてなかったので書きます。
改装終わってお店の中がきちんと片付いたら書こう!と思ってたけれど一向に片付く日が来ないので片付けるのは先延ばしにして書きます。

改装工事が終わったのはもう半年前。
始まりは1年前の補助金申請から。
この時→『現状分析と今後のプラン

この申請がめでたく採択されて着手。
看板デザインはドットとストライプのデザイナーさんに、看板製作と店舗改装はいの町商工会青年部の仲間に発注。

before

なつかしい。

after

素敵になりました。

結果として100万ちょっとの事業になりましたが、補助金が50万円。
補助金の話が無ければやってない。
ありがたいことです。
この改装の事案が出てくる前にはさみ屋を理解してくれているデザイナーさんと出会っていたこともすごく良いタイミング。

そして、大切なのはそんな補助金の話が耳に入る場所にいられたこと。アンテナ張って探してれば見つかるだろうけど、そうじゃなくても教えてくれる人がいた。そういう環境があった。これラッキー。いの町商工会の会長さんと指導員さんのおかげです。

申請書作りに半日、実行報告書作るのに半日、苦手なPCの前に座って文章作れば50万円もらえるがやきやらんとね。

だから職人チームのみんなに伝えました。
昨年申請直後にもみんなに話したけれど、今年も同じ小規模事業者持続化補助金が出たのでもう一回伝えました。

「こんな使いやすい補助金があるよ。申請書を作るだけでも自分の仕事を見つめ直すいい機会になるし。出来る限りチャレンジしようぜ。」

はさみ屋今年も再び申請。
めでたく2年連続採択をゲット。
今度はショーケースを作ります。

今まで刃物が売られていたのとは違う場所に刃物を並べてもらうためのショーケース。
ホームセンターや金物屋さんではない従来とは違う場所(お店)で売ってもらう。これにはすごく可能性を感じてます。楽しみしかないっす。

そして職人チームの仲間も申請した5人全員が見事採択を勝ち取る。みんなのやる気と商工会さんのバックアップ。すごくいい流れが出来ゆう感じ。

職人チーム、チャレンジしてます。
みんな動いてます。
もちろんこのいただいた補助金をどう売上やお客様獲得に繋げるか、それが一番大事なことやけどね。

きっと結果出ます。

ご期待ください。

今年もG.W.は有田の陶器市へ。

昨年の感想はこちら
そしてその後のこんな流れ(from 有田)で会場主の宮司さんと仲良くなったこちらの植木屋さんも今年は一緒に佐賀へ。
昨年より経費削減のため行きは夜中移動。夜8時出発でドライブ・フェリー・ドライブで朝6時過ぎに到着したら雨でした。

かなり降っていたので出店は会場の陶山神社の社務所内に変更。中に入ってしまったのと雨でお客様も少なかったのでのんびり過ごす。眠かったし。

そこに有田地元のケーブルテレビさんの取材が来てインタビューを受けました。これはスリランカの商品をPRするシャナハンさん。

今年は刃物だけでなく土佐和紙やポン菓子も持って行ってたので高知をいの町を有田のみなさまにPR。


スリランカといの町が隣り合わせに置かれている佐賀県の神社の社務所です。
そんなこんなでのんびり1日目終了。

2日目。
良い天気。良い天気の陶山神社の雰囲気はやっぱり最高でした。
朝一で参拝しておみくじ引いたら『大吉』でさらに気分良し。

昨年も一緒に出店していたうどん屋さんが研ぎ直しを持って来てくれたり、今年初めて会った革細工屋さんやマッサージ屋さんや雑貨屋さんが包丁を買ってくれたり。本当に出店者さんがたくさん買ってくれて、他にも「今度買います!」とか「大きさ検討して連絡します。送ってくれますか?」(by シャナハン)とか。

前日取材を受けたケーブルテレビの放送を見てくれたお客様がデザイン包丁を買いに来てくれたり。取材効果で『SANUKI no MEGUMI(ドット)』お買い上げ。

さらに、イベント主催者の方がfacebookに写真載せてくれたらオーストラリアにいるお友達から「こちらで売ってみたい。お取り引き出来ますか?とりあえずサンプルとして3つ売ってください。」って。Skypeなるもので直接話して商品見てもらって選んでいただきました。うちの包丁オーストラリアに行くみたい。

他にも「facebookを見たケニアの友達からこっちの飲食店で使いたいって連絡があったけどカタログあります?」って言ってもらえたり。カタログがないことをお伝えしたら「じゃあ、写真撮って送っときます。」って。

すごいなぁ。陶器市期間中の陶山神社はとってもグローバルです。スリランカやオランダや中国の方が佐賀弁や長崎弁をしゃべってます。それが世界に繋がってます。

今年もたくさんたくさん素敵な人達と出会うことが出来て、幸せなゴールデンウイークでした。みんないい人ばっかり。

あ、有田に来るきっかけを作ってくれた福岡のいい人もわざわざ会いに来てくれました。ご家族連れで。
いの町のみなさん、土佐和紙逓信局の一筆箋、花村さんに届きましたよー。

この旅で一番心に残ったエピソード。
海外のお菓子や飲み物を売るブースにいた最近有田に移住したというオランダ人の女性とお話ししてる時に出てきた言葉。

「有田は素敵よー。かわいい町だし。」

『かわいい町』ってすごいでね。

初めて聞くフレーズ。
そしてすごく納得のフレーズ。
また行きたくなる町。

町がどうこうよりも、やっぱりそこに住む人、そこに集う人に魅力があるからまた行きたくなるがやろうなぁ。その先に住みたくなったり。いい町です、有田。

また言うけど、みんないい人ばっかり。そしてみんなこの場所が好き。

こんな風に有田は今年も素敵でした。
有田のみなさま、お世話になりました。
また行きます。

最後にホテルへの帰り道に迷って偶然行き着いた有田ダム。美しいダム。

半年前にご注文いただいたふるさと納税の仕事をようやく全て消化して、少し落ち着いたところです。ふるさと納税の威力恐ろしい。恐ろしくていろんなところにしわ寄せが来てるのですごく悩んだけれど、今年度もやります。もうすぐオープンする予定。

高3と高1の息子達が大学進学しても浪人しても留年しても大丈夫なくらい稼がんといかんきね。一浪一留までは責任持たざるを得ない経歴です。あの時は何にも考えずに浪人したなぁ。ドラフト5位に納得いかずに浪人して遊んで遊んで実力を落としてドラフト6位で同じ球団に入るみたいな無謀な経歴。今となっては過去のおもしろエピソードやけど親はたまったもんじゃないよね。そんな時代や経験があったらからこそ今がある、って言ってもらえるように日々頑張っております。

稼ぐと同時に品質も守らんといかんので、もう少し計画的に仕事出来るように頭を使おうと思います。無制限に身体が使えたらいいのになぁ。

まだまだお待たせしているふるさと納税以外のお客様もおられますので、働いてはいます。一休みしてる訳ではなく一息ついただけですのでもう少しお待ちください。

もう一つ、町の力のお話。
地元いの町がこの春パンフレットをリニューアルしました。

タイトルは『ふわふわ

↑ここから見られます。Web版。

素敵な場所の紹介がたくさん。いの町にいながらいの町に行きたくなる記事がいっぱい出てます。行ってみよう。

ここにはさみ屋の包丁も載っけてくれてます。18ページ。

「キレ味抜群で器量良し。」

町の公式観光パンフレットに商品とお店の連絡先を載っけてもらえる鍛冶屋もそうはおらんでしょ。だいぶうれしい。
あちこちで配りたいと思います。

こんな風にして町に活かされ町を活かして。
この恩恵がもっともっといろんな人に届いたらいいなぁ、と思って夜な夜な会に出たりミーティングしたり。
やったらやっただけ何かに繋がるよってこと。伝わればいいなぁ。

なかなか難しいけどね。
やりますよー。

そんなことばっかりしよらんとその時間使って商品作れば?って声もちらほらありますが、それは聞かないふりをして。
だってそんなことばっかりやって仕事作って来たがやもんね。

やりますよー。
やりましょう。

年度末が過ぎ新年度が始まっても相変わらずいろんなことに追われる日々。
もう一踏ん張りで大きな一区切りなのだけれどなかなかそこに辿り着けません。頑張れ、俺。

先日お電話にて植木鋏のご注文をいただきました。
その時に研ぎ直しについて質問されました。

「今使ってる鋏(他社製品)も研いでもらえますか?」
「やりますよー。」

で、めでたく研ぎ直しのご依頼。

「一週間くらいあれば出来ると思います。」って言ってたのに遅れて10日程経ってからの発送になったので「予定より遅くなって申し訳ありません。」ってお手紙を入れてお返ししたらこんなお手紙が届きました。

下関より。

やさしい。
うれしい。

仕事を依頼してもらって、代金いただいて、その上気遣ってもらって、お礼を伝えてもらえる。

こんないい仕事ないなぁ。

新品のご注文もいただいてますので、頑張ります。

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
最近の記事 最新コメント