春が来て鍬が来る。
みんなたけのこ掘ってます。たけのこ掘ろうと冬の間しまってた鍬をひっぱり出して使おうとしたら柄が抜けた、柄が折れた、ってことですね。柄の取り付け、取り替えが次々舞い込んで来ます。
ある飲み会の席で、ある商店主さんにこんなことを言われる。
「笹岡くんは商店街で商売しゆうわけじゃないのに商店街のために頑張りゆうみたいやね。」
褒められた。
いの町商店街活性化のためのイベント「七色ロード」のためにみんなで知恵をしぼり出して汗をかいてます。
商店街のためにやってるつもりはないけれど。自分の仕事のためになると思ってやってます。
そのあとは愚痴。
「商店街は恵まれちゅう。イベントにしても補助金にしてもいつも商店街ばっかりや。離れたところで商売しゆうもんには何にも恩恵がない。」
この方のお店は商店街からは外れちゅうがですね。
言いたいことはわかるけど、それを僕に言うかなぁ…。
その恩恵を受けてる商店街で商売してる人やそこにお金を出してきた商工会や役場に向かって言うなら抗議として成立するかもしれんけど。
僕に向かって言った途端にスジが通らんなるろ、それ。
僕はこの方のお店よりはるか遠くから商店街のイベントに出て行って、人が集まる場所で、そう簡単には売れない刃物を並べてずっとずっと自分の仕事のPRをしています。
その効果を上げるためにより良いイベントにしたいし、より多くのお客さんを集めたい。だから一年中「七色ロード」の企画会議をして準備をして実行してます。
そして、まだまだ小さいながらも効果も実感しています。
イベントに出てくればいいのに。商品並べればいい。そこでショップカードを配ればいい。その時買ってもらえなくても次必要になった時に思い出してもらえるように。
もしくは自分のお店のためになる企画を考えて行政や商工会に持ち込めばいい。んで、補助金引っ張ればいい。
「商店街のイベントにずっと協力してきたき今度はこっちも手伝ってね。」って言えばなかなか説得力がある。
七色ロードも商工会も大歓迎のはず。
なんでそんな使い古された批判しか出来んがやろ。会費払ってメリットないならやめちゃえば?
なんてことを思ってしまって年上の大先輩に意見してしまいそうになったのでさっさと席を外しました。飲み会やし。もし、飲んでないきちんとした場所で同じこと言ってくれたらしっかり説明したいと思います。
もっと遠く南国市から縁も所縁もない場所で、はさみ屋の鋏を使ってくれてるという繋がりだけから始まって、売る物もないのに七色ロードで写真を飾って自分の仕事のPRをしていので仕事を獲得した植木職人さんがいますよ!って言っても通じんがでしょうね。たぶん。
僕はもとの席に戻ってカラオケ歌えば楽しい時間に戻れたけれど、1 on 1で話を聞いて飲んでたあの人は大変だなぁ。それも仕事のうちって言えばそれまでやけど。
せめてあの時の飲み代くらいはおごってもらえてますように…。
やったらやっただけのメリットはあるがやき、もっともっと周りが何にも言えんくらいの効果を見せつけちゃらんとね。楽しみます。