鍛冶屋日記

カテゴリー: プライベート

一昨日、りんくんの髪を切るために一緒にお風呂に入りました。久しぶり。

なにきっかけかは忘れましたが「やったー!」ってちょっと大袈裟に喜んだ時にりんがしみじみ言いました。

「父さんのそういうとこ、完全に遺伝しちゅうよね、俺に…。」

うん、母さんはこんな風にはしゃがんもんね。あ、お兄ちゃんもどっちかと言えばクール。
けどよ、りん、それはチャームポイントぜよ。

昨日、女子高生ありさと勉強してる時のこと。

「あのよー、自分のこと若いと思うちゅうろ。」

「思うちゅうよー。おまえの学校の野球部の先生はたぶん同い年で。俺の方が若いろ。」

「ふーん。若いと言うより子供っぽい。クラスにおりそうな感じ…。」

ほー、同世代に比べて子供っぽいという自覚がないわけではないけれど、16歳の女の子に「子供っぽい」って言われるとかなり感慨深いものがある。

そんな七夕でした。

.

最近あちこちから言われること2つ。

「それ引き受けるのはかまんけど仕事に支障をきたさんように。」

まぁ、なんでも流れにまかせて首突っ込んで知らない間に真ん中へ真ん中へ入っていくタイプですのでそういうご意見はごもっともであります。

でも、そういう仕事以外の場所での立場なり行動を仕事にも繋げてきた自負もあります。気長に見守りよってください。

もうひとつ、最近急に言われ始めたお小言。

「驕ってはいけません。」

驕ってるつもりは全然ないのだけれど、なんとなくその心配もわかります。

もともと根拠のない自信の持ち主で絵空事は得意技です。

中身は変われど言ってる事の大言壮語さは19歳の時も29歳の時も今もそんなに変わってないと思うがやけど。

なぜ急にこんなお小言をいただくようになったのか考えるに、大きなこと言っても絵空事にしか聞こえなかった大風呂敷がほんの少し現実味を帯びてきたのかなぁ、と。

実力アップによって。
力つけたにゃあ…。

こんな風に勝手にプラスにプラスに考えることが出来てしまえる39歳。

だから心配ながやろうね。

とにかくあっちからもこっちからも言われるってことは何かスキがあるに違いないので、アドバイスはきちんと聞いて、出来ること出来んことをしっかり仕分けして、謙虚さを忘れず、仕事に、またその他の立場で頑張ってまいりたい所存です。

注意してくれる、叱ってくれる人がいるってのは本当にありがたいことです。こういう意見こそ大切にしなければ、と思います。

けど、こういう類のこと絶対に言わない人が身近に2人います。

うちの親父さんとうちの奥さん。

これはこれですごいことです。

冷静に考えてみるに僕があちこち首突っ込んで一番ツケが回ってきたであろう2人ですから。
「こんなことやることになったき。」って言って「やめちょきや。」って言われたことがありません。

不思議。

そして、感謝。

あ、だから周りが心配するがや。

納得。

.

スコップの柄の付け替えをして1600円もらいました。そしたらお客さんが
「めんどいこと頼んですみませんでした。これ食べて下さい。」ってケーキくれました。

普通に仕事して普通に代金もらったのに。申し訳ないことです。おいしかったです。
普通にやってても大変そうに見える仕事ながやろか。

もし鍛冶屋が「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」を読んだらどうなるかを実験中です。

マネジメントせんといかんことがあちこちで増えてきたのでベストセラーに頼ってみてます。

そんでこの記事を、もしバイク屋さんが読んだら、もし考古学者さんが読んだら、ややこしいことになるにゃあ、なんてことを考えてテンションが上がったりしてます。

ゆえにもうこの時点で「もしドラ」買って良かったってことです。

読んだ内容を実際に活かせるかどうかわからんし、そもそも読み終えてもないけれど。

.

「ブログが更新されんがやけど…。」

給料日を狙って集金にくる友達ゆうせいくん(JA)に言われました。

「ネタがなくてよー。」

「きちんと書いてくれんと困る。見ゆう人がおるがやき!」

って言われたのでなんとか日常を切り取ってみます。

小6男子はマルモダンスをテレビの前で踊ります。かなりの完成度。

これが中2男子になるとまるで興味を示しません。

でも、36歳女子はりんくんと並んで踊ります。2人はとっても楽しそうです。テレビのダンスが短いバージョンだととっても残念がります。

涼太くんは踊る2人の方すら見ません。すでに踊る2人が日常の光景になっているのだと思います。

まぁ、涼太が小学生やっても踊らんろうし、凜はひょっとしたら中2くらいになっても踊ってくれそうな気もします。

でも、よさこいを再び踊りたいのはお兄ちゃんで弟は踊る気がないらしい。理由はしんどいから。
骨折を克服した奥さんは来年あたりのよさこい復帰をしっかり視野に入れて生活してます。

以上、奥さんと息子たちのキャラ紹介でした。

僕は「朝ごはんはなんでしょねー♪」ってフレーズが好きです。

.

まちがってしまったことを指摘される。

信頼できる、尊敬できる人達から面と向かってきちんと指摘されてかなりうれしい気分になりました。

自分でも、焦ったなぁとか自分の能力への過信や驕りがあったなぁ、って思えていたので素直に聞けたし、怒られたり意見されたりすることって最近あんまりないので、なんだか良い気分でした。

苦く楽しい青い春を一緒に過ごしたり、ただただ麻雀したり、たまに飲みに行ってバカな話しゆうだけで、こんなことを教えてくれる友達ってできるがやねぇ。

遊ぶって大切。

良い気分になりすぎて家に帰り着いた途端にカワハギのお刺身もチャンバラ貝も天ぷらうどんも全部食べなかったことになってしまいました。カロリー摂取拒否。天ぷらうどんはたいちゃんの奢りやったのに…。

40を目前にしても吐くほど飲んでしまうもんなんですね。

いろいろ反省しながら進んで行こうと思います。

みんなで。

.

家庭訪問での先生の評価。

涼太くん(中2)は
「クラスの中心人物で、リーダー的存在です。歌が非常にうまいです」

凜くん(小6)は
「クラスの人気者です。勉強も理解ができていて、字が綺麗なら言うことなしです。給食もよく食べてます」

よかったよかった。

そんな息子自慢を久しぶりに会った高校のクラスメイトの女の子にしてみました。

そしたらこんな感想をいただきました。

「奥さんに似たがやね。」

おかしい。
想像してたコメントとちょっとちがう。

あ、そういう反応を引き出すのがリーダー的資質であり人気者たるゆえんか。

春のセンバツ、波佐見高校に親近感。はさみ屋です。
負けちゃった。

この前、本当に久しぶりに会う高校の同級生たちとの飲み会がありました。
そのうちの一人が大阪に転勤になるということで送別会。

メンバーは学生時代にがっつり遊んだわけではないけれど、今ではなんのやりとりもないけれど、会えば普通に仲良しですって面々でしたが、プロジェクトの件を伝えておきたかったのでしっかり出席。
(今でもがっつり遊ぶやつらも2人ほど含まれてましたが。)

久しぶりに会った中の一人が僕に言いました。

「まだロン毛やめんが?」

ん?
自分的には今、全然長くないがやけど…。11月に切ったばっかりやし。しかも短めに、ってオーダーで。

一応「職人やきね!」って答えたら

「何、職人の特権みたいに言いゆうがな。」

「だってお前らやりとうてもできんろ?」

「もう、やりたいとも思わん。」

そうながや…。
俺は時々長く長く伸ばしたい時あるで。

別の一人が言いました。

「まだ麻雀とかしゆうがや。俺も呼んでや。」

学生時代は何度か一緒に卓を囲んだ仲なので

「あ、来週麻雀するで。中山(今でも帰省したらがっつり遊ぶ友達)が帰ってくるき。やりに来いや。」

「…来週かー。」

「土曜日ダメかえ?」

「土曜日はちょっと…。」

土曜日ダメならいつやるがよ…。
やる気ないじゃんか。
それとも平日の会社帰りに2時間ばぁ遊んで満足する体質になっちゅうがやろか。
俺らぁそんなことしたら止まらんなるのに。寝ずに仕事せんといかんなるのに。

同じやつが2時間ばぁ後にたいちゃんに向かって

「たいすけー。麻雀やろうぜー。」

って言ってました。

いや、たいちゃんも今度の土曜日来るき…。
「やろう!」って言ったら「やろう!」って言うやつやき。ねえ、たいちゃん。

「今度飲もうや。」みたいな社交辞令に麻雀を使うなよ、って思いました。

こっちはいつでも真剣に虎視眈々とその機会を待ちゆうのに。

大人め…。

.

「年とったからってやっちゃいけないことなんかないんだぜ。」

映画『ホノカア・ボーイ』より

今日は3月の『おかみさん市』に出店。とさのおきゃく開催中につき町には普段よりたくさん人が出てたように見えました。

高校のバスケ部のマネージャーが通りかかったり、親子三人連れのお姉ちゃんらしき方がトマトの試し切りしてくれて「お母さんこれやばい…。買おうや。」って薦めてくれたり、向かいのお食事処から出てきたおじさんが「向かいの二階のトイレの窓からしばらくあなたが砥いでるのを見てました。」って言ってお刺身包丁を買ってくれたり。

雨になり、後半寒くてたまらなかったけれど、はさみ屋Tシャツを上着で隠してはならない、という使命を胸になんとか寒さに打ち勝ちました。

その後、年に一度の「おかみさん市出店者と実行委員会の懇親会」に出席。今までは父が出てたので初めての懇親会でした。諸先輩方と居酒屋で鍋。
「若いもんが食べなさい。」ってどんどんまわってくるのでおなかいっぱいになりました。もうそんなに若くないはずですがここでは最年少。スティーブ・マックイーンの映画のことや少年サンデーの創刊号の話や「通信手段は電報やった」とかいう話を聞きながら、締めのうどんのおかわりを勧められたり断ったりしたところでのんびりゆったり終了。
一緒に飲むってやっぱり大事なことやね。

さぁ帰ろう、ってタクシーに乗るはずが少し酔った勢いでパチンコ屋さんに寄り道してました。パチンコ屋さんに入ったのはおそらく4、5年振り。そこでまずまずの成績を修め、『777』って揃ったのを写真に残すくらいヒヨッコスロッターに成り下がってる自分を愛おしく思いました。

(大学時代の自分が見たらものすごいイラつく光景だったと思います。「ちゃんと止めろや、おっさん。入っちゅうじゃんか…」とか「うわー、7揃えただけで写真撮りゆう…」とか絶対思われる。)

けれどそんなことはどーでもよくて楽しかったです。久しぶりって良い。

そんな感じで、まあまあ働き、ちょっと飲み、よく食べ、しっかり遊んだ一日でした。

「そんなんじゃ友達なくすよ。」
「残ったもんが友達だろ。」
映画『たみおのしあわせ』より。
清志郎さんのセリフ。いい言葉。でもそんな風には生きられません。

昨日の話です。

土曜日のひなまつりで久しぶりに会った小学校の同級生の女の子、ゆきちゃんが電話をくれました。

「お母さんに話したら包丁が欲しいって言いゆうき連れて行く。砥ぎ直しも頼みたいし。」

うれしい宣伝です。ありがとう。お待ちしてます。

午前中、たいちゃん(高校時代からの友達)がお店に寄ってくれました。お店の前にあるうちが管理する自販機の缶コーヒーをおごってくれました。

ごちそうさまでした。

夕方、みのるちゃん(涼太の友達のお父さん)から電話がありました。

「生きちゅう?」
「生きちゅうよー。」
「そうか。しばらく見てないき元気やろうかと思うて。生きちゅうならえいわ。おやすみー。」

愛されちゅうにゃあ…。

大事にしよう。

.

「おまえ、自由気ままか!」
ほらね、やっぱり怒られた。ごめんなさい。

とあるソフトボールチームの飲み会における小学校からの幼なじみ3人の会話。
しゃべってるのは、ゆうせい(ゆ)しげる(し)さとる(さ)。

ゆ「うちのメンバーを『ONE PEACE』で言うたら誰が誰やと思う?」

し・さ「んー。」

ゆ「やすひろ(4番ショート)はゾロやろ。」

し・さ「うん、ゾロや!」

さ「じゃあひろや(5番)は?サンジ?」

し「全然ちがう。ひろやはエロくないも。あいつもゾロ。」

ゆ・さ「うんうん。」

ゆ「じゃあおまえ(しげるっち)は?ウソップ?」

し「いや、…ウソップは…偉大過ぎるろ…。」

そう言えるあなたが偉大だなぁ、と酔っ払った僕は思いました。
なんだかグッときたけど3人とも今年40歳になります。

その日の帰り、夜中の2時に車の中で 「俺にニコ・ロビンの強さがあったらにゃあ…ってマジで思う…。」ってつぶやくしげるっちがいました。

去年の夏、試合の前に
「『ONE PEACE』読みゆう?あれすごいぞ。子供に人気かしらんけどあの漫画の本当の良さは絶対子供じゃわからん。」
ってしげるっちに教えてもらったけれどほったらかしで過ごして来て、今年になって(りんくんのおかげで)読み始め、まだ37巻までしか読めてない僕にはそのニコ・ロビンの強さってやつがまだ見えてません。
でもウソップの偉大さはしっかりと感じております。そして37巻までで4回泣きました。

50歳になっても60歳になってもこんなこと言いゆうがやろうにゃあ…、幼なじみ。

あ、これは今日見せてもらった教え子かれんの卒業アルバムの寄せ書きページ。
卒業やってさ。

2024年11月
« 10月    
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
252627282930  
最近の記事 最新コメント