鍛冶屋日記

カテゴリー: りょうた

昨日電話がありました。

「涼太が頭に立派なタンコブ作って帰って来た。どうしよう。」

ストーリー
学校からの帰り道、左京が傘の水を涼太に散らしました。
「やめろや、サル!」
涼太のセリフに左京は飛びかかりました。
もつれてアスファルトに転がる2人。
で、タンコブの出来上がり。

電話の向こうで元気なく説明する涼太。
「そうか、わかった。で、どうしたい?」

「………謝ってほしい。別れる時に俺は『サルって言ってごめん。』って謝ったのに左京は黙って家に入ってった…。」

自分から謝ったか。やるじゃん。

(これは後に、目撃者涼介の証言により誤解と判明。「左京も謝りよったで。涼太には聞こえんかったかもしれんけど。」さすが涼介、いい仕事するね。)

この誤解が解けてない時点の会話です。
「謝ってほしいか。うん、それは当然や。じゃあ明日お前が自分でなんとかしろ。」

「…。」

「明日会った時にそう言うことも出来るし、怒った顔しちょくことも出来る、普段通りにおはよーって言うことも出来る。それはお前次第。」

「うん…。」

「年上の子にやられたとか必要以上に殴られたとかやったら父さんが文句言いに行っちゃお。けんど普段仲良しの六年生同士のケンカや。傘で水散らしたりサルって言ったりそれに腹立てて飛びかかったり、そんなん普通のことやろ。」

「うん…。」

「だから今回は父さんはなんにもしない。お前にまかす。」

「わかった。」

電話切った後思ったこと。
「ちょっと冷たかったろうか。でも親が出て行く程のことじゃないしにゃあ。けんどこんな風に報告してくれんなったらイヤやにゃあ。言っても父さんは助けてくれんがやって思われたら…。まぁ、その判断も成長するか…。」

で、今日、本人達は無事仲直りしたようです。

しかし新事実が1つ。

左京、左手小指骨折判明…。

まぁ、見事な喧嘩両成敗です。

「お前はタンコブで済んだ。けんど左京は骨折しちゅう。明日もう一回お前からあやまっちょきや。」

「わかったー。」

うん、男の子や。

.

うちの奥さんが言いました。
「父さんに報告しちょきや。」
少しもじつく涼太くん。
「どした?なにした?」

「んーとねぇ、学校でお菓子食べたのがバレて怒られた。」

十数名一斉検挙らしい。

「おー、やるじゃん。父さんも小学校の時、掃除の時間に体育用具倉庫で友達と二人で隠れてガム食べよったら先生にガラガラってドア開けられてバレたことあるで。」

階段下の狭い暗い密室は甘いガムの匂いがいっぱいですぐバレました。
その時も『隠れてお菓子』が蔓延していて何人も逮捕されました。最終的に誰が最初ぜよ、ってことになり一学年上のけんいちくんが責任を独り占めさせられて、うちの教室まで来て帰りの会で謝罪して一件落着。

これは大人になってからも同級生と飲むと
「あの時のけんいちはかわいそうやったにゃあ…。」
って時々引っ張り出される定番エピソードです。

横で聞いてた凜くんが言いました。
「おー。遺伝や。」

涼太くんが呟きます。
「けど、なんでバレたかわからんがよねー。」

誰かが密告したに決まっちゅうやん。全校生徒全員にお菓子配っちょかんと絶対バレるわや。俺は現行犯やったけど。

「それでめっちゃ怒られて『きちんと親に話してなんて言われるか聞いて来い!』って先生に言われた。」

「………。」

先生ごめんなさい。
笑い飛ばした挙げ句に自分の武勇伝まで披露してしまいました。

今更怒れんしねぇ。反省。

凜くんには伝えました。
「という訳で、学校でお菓子食われんぞ。」

「わかったー。」

こんな感じです、先生。
以後気をつけるのでお許し下さい。

.

サンタさんにネットで音楽をダウンロードするためのプリペイドカードをもらった日にiPodを紛失して帰って来た涼太くん…。

まあ兄も弟も大変なクリスマスです。

けどサンタさんは来週また来るそうです。お手紙によるとカードの他に何かくれるらしい。

また間に合わんかったがや。2年連続。
何を届けてくれるがやろ。
楽しみに待ってみます。

.

ニュース見て声が出るほどびっくりしたのはいつ以来やろう。

『赤星引退』

お疲れ様や、Red Star。

サッカー小僧からどんどん素敵なサッカー選手に変身成長してる涼太くん、6年生、進路を決めました。

来年、中学生になったら、あるクラブチームでサッカーします。
現在のチームメイト達とは別の道。自分で考え自分で決めました。誰か一人くらい一緒に行ってくれれば親としては安心やったがやけどね。一人でも行くがやってさ。かっこえいにゃあ。

俺やったらみんなが行く方選びそうや。そっちのチームやったら今のチームメイトが4人も5人も入る言いゆうのに。
かっこえいにゃあ。

なかなかいごっそうや。

勉強する気などさらさらなかったのに、仲良しが行き始めたってだけで塾に入った自分の6年生時代を思い出すと、よくこんな決断できるにゃあって感心します。

それでも流れで結果的に仲良し達とは別の中学校に一人で入って、新しい部活の仲間や現在につながる麻雀仲間を見つけつつ、大人になってからその時離れた小学校時代の仲良し達と月イチでソフトして遊びゆう親父。もうここまできたらおそらく生涯チームメイト。

だから、涼太が大人になった時、健太やら涼介やらとサッカーしよったらいいのに、ってこっそり思ってます。

そんな、サッカーに関してはきっちり自分の意志を持ちどんどん勝手に大人になりながら進んで行く男前な涼太くんの試合を久しぶりに見に行きます。明日と明後日。市の選抜チームの一員としての試合です。こりゃあ見ちょかんといかん。

ZAKURIのイベントあるけどさぼってサッカー観戦です。どっちが大事かっちゅう話やね。

まぁ、もっかいだけ言うけど、かっこえいがやき、うちのお兄ちゃん。

.

今日はりんくん遠征(サッカー)のためお兄ちゃんとふたりでお留守番です。

もう子守しゆうって感じじゃないです。でっかくなったね。

ふたりで、中身が赤いまま出してくるハンバーグ屋さんに行きました。やつはスーパージャンボハンバーグ食べました。ウルトラジャンボは自重してました。ふたりで4550円。こっそり贅沢。

それからDVD借りて来て観てる途中でやつは眠りに墜ちました。この辺はやっぱり少6。今日はテレビの部屋で寝ることを許してやりました。お母さんには内緒です。

同じ布団で寝るのなんてもう何回もないんだろうなぁとか思ってしまいます。

感傷に浸るってこういうことなのでしょう。寝顔を見ながら。

このままでっかく。
まっすぐまっすぐ。

それを邪魔しませんように。

あ、夜中や 。

9月にフットサルの大会で優秀選手賞をもらったうちのお兄ちゃん。5年生・サッカー小僧・しっかりもの・泣き虫。

そんな涼太くんとの会話。
「あのよー、山ピーって誰の事?」
「山ピー言うたらジャニーズの山下なんとかって子やろ。」
「そうでねぇ。」
「どうした?」
「んー、友達が『山ピーって山本ピーナッツの事で』って言いよったき…。」

高知もすっかり冬です。

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