昨日、涼太くんの中学校で「親子ドッジボール大会」がありました。学校行事。
保護者チームは三連敗であっさり予選リーグ敗退、涼太くんのクラスは決勝進出!
決勝進出の2チームが整列して、さぁゆっくり決勝戦を観戦、息子の応援しよう、ってところでマイクを持った先生が怒り始めました。
「大変残念なことが起こりました!」
「なになに?」って思って聞いてたら
「この中に卓球部のピンポン球を勝手に取って来て遊んでる人がいます。今ピンポン球を持ってる人はすぐに○○先生に渡して下さい!大会中止になりますよ!」
誰なやー、って思いながら先生の視線の先を見るとまず目に入ったのは陸人(鴨田FCOB)が隣の子にピン球をなすりつけてる姿。ずるい…。
それから健太(鴨田FCOB)が立ち上がり先生にピン球を渡しに行く。翔(鴨田FCOB)が、翔悟(鴨田FCOB)が先生にピン球を…。先生の怒りの標的の8割は知ってる顔でした。
おいおい…涼太の元チームメイトだらけかや…。(残念ながら涼太は決勝進出のためこの事件には無関係。)
「さすがやにゃあ、鴨田FC。あのメンバーのうちの一人になりたいにゃあ…。」って思ってたら僕のすぐ後ろにいた直樹(またまた鴨田FCOB)がこっそり話掛けてきました。
「ねぇねぇ、涼太の父さん。あのピン球最初に取って来たがぁ俺ながよね…。」
「おまえのせいか!」
「うん。あそこの倉庫から20個ぐらい取ってきた。」
ってはにかんだ笑顔で言ってきます。
もうその口調が
「先生はあいつらを怒りゆうけど本当は悪いがは俺ながで。」って感じじゃなくて
「先生はあいつらを褒めゆうけど本当にえらいがは俺ながで。涼太の父さんだけはわかっちょってよ…。」
って感じながです。
「うん、えらいぞ、直樹。おまえ、かわいいのう。俺はおまえが好きや!」
って気持ちで胸がいっぱいになりました。
いいなぁ、中学生。
いいなぁ、涼太。
素敵な友達いっぱいや。
俺はおまえらの同級生になりたいぜよ、心からそう思った一日でした。
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